カフェインは、コーヒー豆や茶葉などの成分で、これらを原料とする飲料や食品に含まれています。
中枢神経系を刺激することで眠気や疲労感をとり、頭の重い感じをやわらげます。
また、薬の効果を高めることを目的として、解熱鎮痛薬や総合感冒薬などにも使用されています。
カフェインは大脳皮質を中心に中枢神経を興奮させ、脳幹網様体の賦活系を刺激して知覚が敏感となり、精神機能を亢進させます。この覚醒作用によって、ねむけに効くというわけです。
この他に、カフェインには心臓に直接作用して心筋の収縮力を増強し、冠血管を拡張させる強心作用や、腎臓に対し、腎血管拡張により糸球体濾過量(GFR)が増大し、さらに尿細管での水分の再吸収の抑制による利尿作用などがあります。
カフェクール500(3包中) 500mg
カフェインには、胃液の分泌を促進する作用があります。空腹時に胃液が分泌されると、胃粘膜が障害され、炎症を起こしやすくなります。
カフェインの常用で血圧が4〜13mmHgほど上昇する可能性が報告されています。
一説にはカフェインは鉄分の吸収を阻害するため、コーヒーや紅茶を多く飲む人は貧血になりやすいと言われています。特に女性は鉄分不足になりやすいので、食事の前後にコーヒーなどのカフェインを多く含む飲料の摂取は控えるべきとされています。
カフェクール500の服用に際しては、カフェインを含む飲料や食品との併用は避けて、用法・用量を正しく守って服用してください。