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レタス、トマト、きゅうりは食物繊維が少なめ
サラダで定番のレタス、トマト、きゅうりには、便秘改善に役立つ水溶性食物繊維が少なく、不溶性食物繊維もあまり多くありません。いずれも豊富に含まれるごぼうやオクラなどの野菜、海藻類なども幅広く摂りましょう。
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利尿効果があるので水分補給には向きません
コーヒーやお茶には利尿効果があるため、摂った水分を排出しやすくなります。水分補給には水や、カフェインを含まない麦茶などがオススメ。ガブガブ飲まず、少しずつ飲む方が体に吸収されやすくなります。
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菌を増やす、水溶性食物繊維やオリゴ糖も大切です
ヨーグルトは乳酸菌などの善玉菌を補給できるとして人気ですが、こうした菌は胃酸などで死んでしまい、生きたまま腸に届きにくいとも言われています。善玉菌のエサとなり増加に働く、水溶性食物繊維やオリゴ糖を含む食品の摂取も心がけましょう。
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胃腸を動かすホルモン分泌には空腹になることも必要です
胃腸の働きを促すホルモン「モチリン」は、空腹時に分泌されます。空腹感がないまま食事を摂るとモチリンが出づらく、腸の動きが活発になりません。栄養が十分摂れていたら、お腹が空いていないのに無理に食べなくてもOK。
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激しすぎる運動は交感神経を優位にして、逆効果になることも
激しすぎる運動は、自律神経の交感神経を刺激しますが、交感神経が優位になると腸の働きが悪くなるとされています。ウォーキングなどの有酸素運動や、ストレッチを習慣にしましょう。
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便座に座り続けるのは、お尻の負担に。トイレ滞在は5分までにして
便座に座った状態は、座面より肛門が下になることでお尻に負担がかかり痔の原因になることもあります。いったんトイレを出て、次の便意を待ちましょう。
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肛門を傷めるので、使い過ぎはダメ!
洗浄水を当てると刺激で便は出やすくなりますが、やがて体が慣れてしまいます。肛門周りの皮膚は薄くデリケートなので、刺激で炎症を起こすことも。排便の刺激のために使うのは控えて。
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栄養バランスの偏り
便秘にいいのは食物繊維だけではありません。たとえば、便をスルッと出すにはオリーブオイルに含まれる「オレイン酸」が役立ちます。アボカドなどに豊富に含まれるビタミンEは、血行を良くして腸の動きをサポートします。多様な栄養によって腸が元気になるので、栄養バランスのとれた食事を心がけて。
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水分不足
水分の少ない硬い便は出にくいもの。便の水分量は意外に多く、ふつうの固さで70%ほどが水分です。体に必要な水分量は、通常の食事に含まれる分を除いても、1日1リットルほどとされています。
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運動不足
運動には自律神経を整えて、腸の動きを活発にする効果があります。また、腹筋を保つことは、腸のぜん動運動を促したり、排便でお腹に圧をかけたりするためにも必要です。つまり、運動不足は便秘の大敵!適度な運動習慣を身につけましょう。
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生活リズムが不規則
睡眠時間が足りない、起床・就寝時間がバラバラ、遅い時間の食事…。こうした不規則な生活は、自律神経のバランスを崩したり、腸内環境が悪くなったり、排便リズムの乱れにもつながります。ガンコ便秘の改善には、生活リズムを整えて。
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ダイエット
ダイエットのために食事制限をすると“便の材料”が減って、そもそも出るものがなくなることに。また、糖質制限ダイエットでは、食物繊維の摂取量が減り、腸内環境が悪くなることもあります。
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便意をガマンする
忙しくてトイレに行く時間がない、排便したと気づかれると恥ずかしい…そんな理由で便意をガマンしていませんか?これをくり返していると、直腸に便がたまっても「排便したい」という感覚が起きなくなって便秘の原因に。「したい!」と思ったら、万難を排してトイレに向かいましょう。